埼玉県ふじみ野市で、92歳の母親の死後3日目にその息子渡邊宏容疑者(66)が、在宅診療でお世話になった医師や理学療法士、看護師たち総勢7名を呼び出し、散弾銃で撃ち、医師が死亡、理学療法士のうち一人が意識不明の重体です。

もう一人の理学療法士は顔面に細粒ガスを浴びかけられたが逃げることが出来て、看護師さんたちも逃げることができたようです。

犯人は66歳無職、渡邊宏

92歳で死んだのなら、大往生だったと思いますよ。66歳の息子は親の死を受け入れられないのかもしれませんが、医療者へ怒りの怒先を向けるのは、気の毒にもほどがあります。

以前のガンは死のメージでしたから、末期になると諦めるしかないと思うだろうけど、ガン以外でも人は死ぬんですよ。年取りすぎたら死にますよ。200歳まで生きた人は未だにいませんからね。

全身の血管がもろくなり、心臓のポンプが弱り、たとえ胃ろうをして延命しても、いずれは心臓が止まって、永遠には生きられません。

わたしの母親が死ぬ数か月前、足にできた血栓のために膝から下が腐ってきました。それをカテーテルで取り除く手術をしろと父親は入院中の病院の医師や看護師詰め所に毎日怒鳴り込みを繰り返していました。

しかしカテーテルをボロボロの血管に入れたら破れて大出血を起こし、手術中に亡くなるから出来ないと何度も断られ、それでも怒鳴り込みが止まなかったので、転院するようにと通達されました。

母も父も頭は完全に認知症によって本来の人間性が露わになったガイキチでした。わたしは母の死が間近だとわかっていたので、いまさら転院は面倒臭いので、父にこれ以上怒鳴り込みをさせないからと頼みこんで、入院を続行させてもらって、ひと月で亡くなりました。

父親と母親は史上まれなほど、仲の悪い夫婦でしたから、父は母を愛していたから助けたいのではなく、父親の単なる依存だったと思います。

今回の犯人も92歳の母親に異常なまでに依存していて、精神的に自立出来ないまま66歳になっていたんでしょうね。

経済的にも依存していたかもしれない。

介護の現場ではこういう異常なモンスター、いますね。

犯人の顔

埼玉県ふじみ野市犯人

在宅で看取りをするのは理想ですが、これは両極端に分かれるとわたしは思っています。

お金がふんだんにあり24時間看護師さんと介護士を雇い、至れり尽くせりして貰える人と、老人ホームに入れるお金がもったいないから自宅で世話をしているパターンです。

老人ホームのお金はピンからキリまでですが、キリでもかなりかかり、年金では足りないことがほとんどです。

わたしは介護は身内より専門家に任せた方がいいと思っています。見送った後、やり切った、世話を精一杯できてよかったと清々しい気持ちになる人は少なく、亡くなった後だいたいみな、鬱になっていますからね。

大阪の精神科の放火事件も今回も、医者って怖い仕事ですわ。今回の犯人、かなりのモンスターだったらしいから、総勢7名で行ったんでしょうが、まさか、散弾銃や細粒ガスを準備しているとは想像しませんわね。

大阪の放火犯は死亡しましたが、今回の犯人は生け捕りができてよかったです。この66歳の犯人自身も頭がおかしくなってますが、精神疾患だからとか、認知症だからとかを盾に減刑するのではなく、社会への衝撃度を考慮し、きわめて厳しい判決でもって、大好きな母親のもとに行かせてあげましょう。

若くして、生きたいのに病を得て亡くなる人がいる一方、ボケて暴れまわり、人としての尊厳を失い、死なないから生きている老人は近頃多いです。

認知症に安楽死を、尊厳死を、という人がいますがそれは無理なんです。

わたしの母は、若い頃から死にたいが口癖でしたが頭がボケてからは死にたくない、死ぬのが怖いを連発していました。父親も死ぬもんか、絶対に死ぬもんか!と言ったのが意識がある最後の言葉でした。

もう死んでしまいたいなどと考えるのは、気分が落ち込んでいるだけで頭が正常な人で、認知症になったら死にたいとは思わないようなのです。たとえ、頭が正常な時に、安楽死を望むと書いていても、認知症になってから死にたくないと叫んでいるのに、安楽死させることはできません。

しかし返す返すも、亡くなった医師、お気の毒です。重体の理学療法士は回復してほしいです。

事件の詳細

27日午後9時ごろ、埼玉県ふじみ野市大井武蔵野の住宅で、散弾銃を持った住人の男が医師を人質にとって立てこもりました。
警察は説得を続けていましたが、およそ11時間がたった午前8時ごろ住宅内に突入して、この家に住む渡邊宏容疑者(66)を確保し、医師に散弾銃を発射した殺人未遂の疑いで逮捕しました。
人質になっていたのは、地元のクリニックの医師、鈴木純一さん(44)で、心肺停止の状態で病院に運ばれましたが死亡しました。
警察などによりますと、容疑者は92歳の母親を1人で介護していましたが、26日死亡していて、27日夜は容疑者に呼び出される形で、主治医だった鈴木医師と理学療法士、看護師などクリニックの関係者7人が弔問のために訪れた際に襲われたとみられています。
散弾銃で撃たれたのは、鈴木医師と40代の理学療法士の男性で、男性も重傷だということです。
警察によりますと、調べに対し渡邊容疑者は黙秘しているということです。
散弾銃は2丁所持していたということで、警察は捜査本部を設置し、事件のいきさつや動機について解明を進めることにしています。

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【追記】

犯人は母親に胃ろうをするよう、医師に要求していたらしいです。老人ホームでも自宅介護でも、終末期は延命をするか否かを定期的に聞かれます。

父の老人ホームでも毎年聞かれ、それを書面にサイン捺印しました。それらは全てきょうだい二人が決めて、延命なし、胃ろうなんかあり得ないと言ってましたが、亡くなった後、実は胃ろうにしたかったと言い出し、おまえのために出来なかったと言われました。

2人とも、自宅を父の通帳から金を出してリフォームをするつもりだったのです。いつでも父を引き取れるようにリフォームするから、リフォーム代金は父親の財布から出すと言われたのですが、父はその頃すでに意識はなく寝たきりで、いつまで続くかわからないコロナ禍で、父がきょうだいの家に引き取られることはあり得ないことでした。理由をつけて父親の金を使って食べて旅行して家までリフォームしようとしていたのです。

リフォームに金を使われると、金が底を尽き、老人ホームの支払いが出来なくなると心配していましたが、そうこうするうちに父が死んで正直、わたしはホッとしました。きょうだいは、父の死後わたしに対して腹を立てていましたが、延命をしないと老人ホームに伝えていたのはきょうだいたちで、わたしは関与していません。

もう死が目前に迫っているのに、胃ろうにするとはいくらなんでも医者やホームに伝えられなかったということでしょう。そこが、今回の犯人と違って、理性が働いたということです。仮に病院に運んで、胃ろうを造設しようとしても、術中に死んでいたと思いますがね。

ふじみ野市の犯人は、医者を呼び出し、母親の死亡確認がされて30時間もたってから心臓マッサージをして蘇生しろと迫ったらしいです。30時間たったら死後硬直してますけどね。普通は死亡確認後すぐ、葬儀屋に連絡して、次の手続きに進みますが、この男は年金取得のために心臓を動かしてほしかったんでしょね。当然医師が断ったら、散弾銃で撃ち殺したのでした。

かつて、親が死んだことを隠し、120歳になるまで市役所も気付かす、年金事務所から金が振り込まれていた事例がありました。今は、毎年、生存確認の書類が送られてきて、市役所で生存証明の印鑑を押してもらって送り返さない限り、年金は振り込まれません。不正を働く輩がいるので、面倒な手続きが増えたのです。

この男は以前は働いていたんでしょうか?介護のために仕事を辞めたのか、一度も働かず、親の金で生きてきた人なのかわかりませんが、情けないことです。

わたしは親が大嫌いでしたから、親のために必死になる人の気持ちがわかりません。

日本の医学教育は生かすことばかりに特化していますが、これだけ無駄な高齢者が増えた今の時代、穏やかに見送るための教育も行うべきです。スウェーデンでは寝たきり老人は、いないそうですよ。

認知症の親に胃ろうを要求する人など、欧米にはいません。

日本は世界一の長寿国だと言われてきましたが、その大半が認知症の寝たきり、胃ろう老人なんですから、何の意味もないです。健康保険は年寄りは1割(もうすぐ2割らしい)だから、ピンとこないんでしょうが、胃ろう老人に月に100万円近く掛かっているらしいです。

介護はホントにお金がかかる。しかもホントに虚しい金です。

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