①事の発端は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けたランキング下位の選手を経済的に助けるためにランキングの高い選手が寄付をしようと、ジョコビッチが提案したことから始まる。

★下位ランカー救済へ「3強」動く、ジョコビッチ明かす

②現在世界ランキング3位のティームが異議を唱えたが、発言の一部を切り取り取られ、批判が出始める

★ティーム、「プロらしくない」下位選手への寄付に否定的

③追い打ちをかけるように世界ランキング620位だったか、ともかく下位のアルジェリアの女子選手がティームを批判するビデオレターを公開。この女子選手は

●母国アルジェリア(北アフリカ)のような国出身の女性がハイレベルのアスリートとなることの難しいこと。

●一緒に旅するコーチもおらずひとりですべてを行う孤独感があること。

●大会参加に向けてまずはビザを取って安い航空券を探すことから始まることなどを延々と説明。

●そして彼女は欧州外の貧しい家庭の出の低いランキングのプレーヤーの生活がいかに大変か、それでも精一杯頑張り続けていることを訴えた。

その反響は大きく、哀れな下位選手に賛同(実は同情)する人がたくさん出て来て、ティームへの批判が強くなったのよ。

★テニス=アルジェリア女子選手、支援否定のティエムに反論

★ミニク・ティーム(Dominic Thiem)は悪くない

●まるでティームが悪者のようにされているけど、今までもずっと下位のジュニアに支援をしてきていると彼を知る人が証言

★ティームは人知れずジュニア選手への支援を行ってきていた。

●その間、ティームのtwitterにはファンのためにオーストリアの選手たちとオンラインゲームをする様子や、WWFオーストリアで動物保護活動をしていることなどが挙げられていて、誤解されていることに対し、沈黙を貫いてたのよ。

しかしついにというか、フランスの『レキップ』紙のインタビューに答え、このところ世間を騒がせている話題に対する自らの立場を説明しましたよ~。

ティームの主張

ランキングの低いプレーヤーの皆が努力していないと言った訳ではない。

全力を尽くしているし援助を受けるに値する者ももちろんいるだろうと前置きした上で、自分の論点は「誰に寄付するかは自分で決めたい」ということなのだと話した。

「そもそもテニスをプレーして子供時代にずっと練習に打ち込めるだけでも、それはかなり恵まれた状況。でも世の中には、テニスプレーヤーよりも援助を必要としている人々や団体がある」とティームは主張した。

あなたの意見に傷ついた者もいるのではと問われると、ティームは「前述の通り、もちろん援助を受けるに値する選手もいるだろう。でも自分は援助する相手を自分で選ぶことを望んでおり、誰かに寄付を強いられたくない」と答えた。

「僕はすでに自国のジュニアを助けるために寄付しているが、公の場でそのことについて一度も話したことはない。何故ならそれは、僕がそれを自分のイメージをよくするためにやっている訳ではないからだ。僕がそういう行為をするのは、彼らは援助に値し、僕自身が彼らを助けたいと思うからだ」

「プロらしくない選手を多く見た」という発言については、

「成功したければ100%の努力をつぎ込まなければならない。

僕は若い頃に2年半ほどフューチャーズ大会に出ていたが、その際にプロらしく振舞っていない選手たちをこの目で見た。

繰り返すが、皆がそうだということじゃない。あくまで一部の選手たちだ。だからこそ、誰を助けるかについて自分で選んだほうがいいと思うんだよ」と説明した。
出典:https://tennismagazine.jp/_ct/17364418

ペンぺん草の独り言

今回のこと、すごくティームが気の毒だと思う。可哀そうと書いたら上から目線になるのでダメだけど、私から見たら、このまだ26歳の少年は、怒りでいっぱいだっただろうし、困惑したと思うわ。

発言の全体を読まないで、一部が切り取られることは、よくあることだけど、きっとオーストリアやヨーロッパでは新聞や雑誌の見出しに大げさに取り上げられたんだと思う。ティームの言いたかったことを正確に汲み取らず、全く違う方向に進んで批判されたから批判が起こったんでしょ。

「テニスプレーヤーはそれほど飢えているわけではなく、よりお金を必要としている人々や団体が他にいるはずだ。そういったところに寄付をしたい」

金を出さない、と言ってないでしょ。下位の選手を見下したりしてないでしょ。しかし、お金の受け取るに値しないといったかのような見出しだったわよね。

テニスってお金がなければできないスポーツよ。アルジェリアの女子選手も食べ物にも困って今にも死にそうには見えなかったわ。

アルジェリアで小さい時からテニスを始められるということは、相当恵まれているでしょ。ボクシングエクソサイズもしているし、たくさんの仲間もいるし・・・適度に才能もあるし、幸せだと思うけど。

彼自身もキャリア初期の2年半を下位レベルで過ごしていたが、そこでは様々な経験をしてきたという。

人前では言いたくないようなことを何度も経験した。それは本当に酷かったよ。だからプロとは思えないような選手がいることがわかるんだ。下位選手の全てがそうだというわけではない。でも少なからずそういう選手もいる。だからこそ、誰を援助するかは自分で選びたいんだ」とした。

比較的恵まれた環境で育ったティームだが、テニスが非常にお金のかかるスポーツだということには理解を示す。

「僕たち家族が飢えていたということはない。でもテニスはとてもお金がかかる。親やスポンサーは、幼い頃から年間5万ユーロ~7万5000ユーロ(約590万円~880万円)を支払う必要がある。簡単に払える金額じゃない」

ティームの両親は、彼のキャリアをスタートさせるために、所有していたアパートを売却したこともある。

また、下部ツアーの賞金の低さについても憂慮すべきだと主張した。

チャレンジャーツアー(メジャーツアーのひとつ下のカテゴリーで、100位前後から400位程度の選手が中心)は素晴らしいレベルだ。良い選手がたくさんいて、そんな中で優勝することはとても難しい。

このレベルで戦うなら、選手はもっと稼げるべきだ。コーチやフィジオを帯同するには常に決勝に進出するくらいの成績が必要だ。それは正しいとは言えない」と述べた。

構成●スマッシュ編集部

チャレンジャーツアーというのは下から2番目

ATPツアー

ここは、100位前後から400位程度の選手が中心で、最下層のフォーチャーズとがらりと変わる・・らしい。

アルジェエリアの選手は620位だったと思うので、まだチャレンジャーでもないってことね。

多くのいろんな選手を見て来たから、支援したい人は自分で選んで支援したいということなんだから、それでいいのよ。

オーストリアには兵役があり、ティームはちゃんと兵役の義務も果たしている。

ティエムは、当時21歳だった2014年末に国民の男子全員に半年間の兵役を義務づけている母国から召集を受けた。

プロスポーツ選手であったことから任務期間が4週間に短縮されたティエムは、「僕は兵役についてあまり支持していない。あの3~4週間は面倒くさかった。

アスリートだったおかげで特権を受けられた。自分は4週間だけで済んだけれど、ほかの人は半年間もとどまらなければならない。それに、翌シーズンの開幕直後にも影響が出てしまった。全体的に気に入らなかったよ」と話した。

ティエムは2015年シーズンの開幕からツアーに復帰したものの、同1月のASBクラシック(2015 ASB Classic)と全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)ではいずれも1回戦敗退を喫した。(c)AFP

それにこの人。動物保護にも支援している。

この人の試合を始めてみたのは錦織圭くんとの対戦。

その時は錦織君が勝ったけど、錦織くんが、飄々としているのと対照的に、すごく負けん気が強く、今後強くなりそうで、錦織くん、ヤバイ!と思ったんだけど、やっぱり強くなったわね。

2018年の全米のティーム戦は錦織君が圧倒的勝利だったのよ。錦織くんはリチッチにも勝って全米ベスト4に入ったけど、2019年は右ひじを痛めて離脱して、その間にティームは一気に上位に駆け上がったわね。

この人も、ものすごく気が強いんだけど、逆上しない、真面目で努力家で紳士的なテニスをする人だと思う。

ジョコビッチは優勢な時は紳士的だけど、劣勢になった途端、審判に抗議したり、逆上して態度、表情が変わる。

ティームのインスタには飼い犬も出て来て、かわいいわよ。犬好きの人、好き。

Yahooコメントでは圧倒的にティーム支持者が多く、よかったと思う。寄付はしたい人が、したいところにすればいいのであって、ジョコビッチが金額の割り当てまで決めるのは腹が立つ。

おまえは王様か?と思う。したいならお前が勝手に全部出せ!と思う。

ジョコがまだまだ強いうちに、倒してグランドスラムで優勝してほしいわね。試合がいつか再開される日が来てティームにブーイングが来ないようにと願うわ。

しかし・・・もし錦織くんとの対戦になると、やっぱり、錦織くんを応援だわ~。コロナ休暇は錦織くんにとって天からの恵みだったと思う。

自分が休んでいるうちに、周りがガンガン頑張っていたら焦るけど、今回はみんなが休むしかないんだもんね。

ティームへの誤解が解けますように。錦織くんが完全復活しますように。

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