皇居では23日、天皇陛下が秋篠宮皇嗣殿下と共に国の安寧と五穀豊穣を祈る「新嘗祭(にいなめさい)」が行われています。
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2020年新嘗祭
新嘗祭のため、天皇と秋篠宮殿下が皇居に入られました。
★新嘗祭は、午後6時からの「夕(よい)の儀」
★午後11時からの「暁(あかつき)の儀」がそれぞれ2時間行われ、陛下が皇居で育てられた米も使われる。
★天皇がその年に収穫された新穀などを天神地祇(てんじんちぎ)に供えて感謝の奉告を行い、これらの供え物を神からの賜りものとして自らも食する儀式。
★皇居・宮中三殿に付随する神嘉殿(しんかでん)で行われる。殿上に上がるのは歴代天皇と皇太子に限られ、皇位継承順位1位の皇嗣(こうし)となった秋篠宮さまが初めて、陛下とともに殿上で拝礼される。
出典: 産経新聞、NHK,日テレニュース
ぺんぺん草の独り言
新嘗祭は神話の時代から、天皇が五穀豊穣を祈り感謝した儀式なんだろね。古代史ロマンを感じる~。新嘗祭は天皇と皇太子だけが許される儀式であり、今回から秋篠宮殿下も儀式を行われるのは嬉しいことだわ。
しかし・・・
午後6時からの「夕(よい)の儀」
午後11時からの「暁(あかつき)の儀」
が、それぞれ行われるそうだけど、「夕(よい)の儀」は午後8時頃終わり、「暁(あかつき)の儀」は午後11時開始だから、その間、3時間、どのように過ごされるのかしらん?と思ったら、wikipediaの式次第に載ってました。
神嘉殿の儀
夜、「神嘉殿の儀」が行われる。
まず、侍従が剣璽を、東宮侍従が壺切御剣を奉安する。
次いで、皇太子が斎戒沐浴し、東宮便殿で祭服に着替え、天皇より先に神嘉殿に入り、御座につく。
次いで、天皇も斎戒沐浴の後に綾綺殿で白の御祭服を着用し、松明の明かりが照らす中を神嘉殿に渡御する。
この時、神楽歌が奏でられる。
次に、神饌行立が行われる。
天皇は神嘉殿内の母屋で神座の前の御座に正座し、神饌が用意されると、御手水の後、古来のやり方に則りピンセット型の竹箸で柏の葉の皿に神饌を移し、神前に供える(御親供)。
親供が終わると、自ら天照大神および天神地祇の諸神に御告文おつげぶみを奏上する。
この時、皇太子は座を立ち、南庇の間の中央の座(母屋御扉口の拝座)につき、拝礼する。
帳舎の参列者は起立する。続いて帳舎の参列者が正面階下で拝礼する。
その後天皇が、神前に供えたものと同じもの(詳細は神饌の節を参照)を食す(御直会おんなおらい)
それが終わると、陪膳采女の奉仕で神饌が下げられ、天皇は御手水の後、綾綺殿に還御する
この後、天皇は綾綺殿で再び斎戒沐浴、更衣、神嘉殿へ渡御し、全く同じ所作を再び行う。
この2度の所作をそれぞれ「夕御饌の儀」「朝御饌の儀」と呼んでおり、旧例ではそれぞれ亥刻から子刻(22時から0時)
および寅刻から卯刻(4時から6時)、現在は18時から20時および23時から1時に行われている
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