映画界で長年に渡ってセクハラをし続けたプロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン(Harvey Weinstein)に、第3級レイプと第1級の性暴力で有罪評決となり、禁錮23年が言い渡されたのは今年の2月でした。
プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインと言われてもピンときませんでしたが、
『ウェールズの山』
『イングリッシュ・ペイシェント』
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』
『恋におちたシェイクスピア』
『ショコラ』
『ロード・オブ・ザ・リング』
『英国王のスピーチ』
など、その他多くの大ヒット作品のプロデューサーでした。
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2017年に、セクハラなんてもんじゃない、強姦されたと女優が告発したことに対し、メリル・ストリープが怒りの声名を出し、彼は素晴らしい人だと擁護していました。
このセクハラプロデューサーは、アカデミー賞にも絶大な力があったみたいで、メリル・ストリープは3回も主演女優賞を取っているので、あ~もしかしたら・・・・ですね。
セクハラプロデューサーが逮捕されてからメリル・ストリープは全然知らなかった、と、手の平を返したように怒りの声名を出しましたが、あれだけ擁護してたくせに・・・と思いますね・・・。
禁固23年とうのはすごいです。この変態爺さんが、メリル・ストリープだけは、スルーしたとは考えにくいですね・・・。
映画界だけでなく、クラシック界でもありましたからね・・・
エンターテイメントの世界はセクハラが蔓延しているのでしょう。セクハラに耐え栄光を掴んだ女優さんたちは、かつては彼を素晴らしい人だと絶賛していたので、急に態度を変えるのも変だし、対応に苦慮してるでしょうね…お気の毒。
さて今日の本題です。
強姦男を立派な人、イギリス映画に貢献していると評価して、エリザベス女王は大英帝国勲章を与えていました。
英国王室も困ったでしょう。変態男がプロデュースした『英国王のスピーチ』は、女王のお父様ジョージ6世がモデルの映画で、女王は鑑賞して素晴らしいとおっしゃったそうなんです。
エリザベス女王は許せないと思っただろうと思います。
大英帝国勲章を剥奪することを決定、現地時間9月18日(金)にイギリスの官報がエリザベス女王の決定を発表しました。
見出し
ハーヴェイ・ワインスタイン、大英帝国勲章を剥奪される
現地時間9月18日(金)にイギリスの官報はエリザベス女王の決定を発表。
「エリザベス女王は2004年1月29日にハーヴェイ・ワインスタインを大英帝国騎士団の司令官に任命したが、これを取り消し無効とする。彼の名前は騎士団の登録から抹消される」。
ワインスタインは長年に渡る英国映画界への貢献を認められ、2004年に司令官(CBE、コマンダー)の勲章を授けられたが、剥奪が決定した。
2017年に彼の長年に渡る性的虐待が告発されたときから剥奪するべきだという声が議員たちから上がっていた。かつてアカデミー賞を牛耳る男と言われ、メリル・ストリープに「神」とまで呼ばれたワインスタイン。今年3月には性的暴行の罪で禁固23年の実刑判決が下された。今回の剥奪は彼の失墜を象徴するものの1つと言える。
ぺんぺん草の独り言
最後に決断するのは女王陛下。いわば汚れ役?だけど、女王はやるべきことはやる。
ヘンリーの爵位も剥奪すべきとの声が多いらしいけど、ヘンリーは強姦はしていないので、そこまでしなくていいでしょ。しかしアンドリュー王子はエプスタインと関係で、卑猥なことがばれちゃって、いずれ、女王は決断を迫られるかもしれないね。
女王は怯まず憎まれ役を凛とした姿勢でやり抜くことろがすごい。決していい人に思われたい偽善者じゃないところがかっこいい。