上皇さまが新しい論文を学会に投稿されたことが分かりました。長年研究してきたハゼについて、17年ぶりに新種を発見された可能性があります。
見出し
上皇さま、新種のハゼを発見か
上皇さまは、退位後も、皇居にある生物学研究所に通いハゼの研究を続けられています。
関係者によりますと上皇さまは、ハゼの頭にある感覚器について数や配列のパターンなどを調べ、南日本に生息するオキナワハゼ属の新種とみられる2種類のハゼを発見し、論文を学会に投稿されたということです。
上皇さまはこれまでにも数種類の新種のハゼを発見し、多数の論文を執筆されています。
新しい論文は年内にも公表されるとみられ、今回の2種類が新種と認められれば、2003年以来17年ぶりの上皇さまによる新種発見となります。(13日22:21)
ぺんぺん草の独り言
新型コロナの感染者が爆発的に増え、経済と健康を守るせめぎ合いで国民が苦しみ、さらに豪雨が続き、家を流され、避難所暮らしを余儀なくされて、生きるこな中、ものすごく雅(みやび)なニュースだわ。
研究を続けたくても定年で研究が続けられなくなった学者もたくさんいるだろうけど、86歳にして好きなことが出来るのだから、日本一幸せな後期高齢者だな、って思う~。
しかし、上皇さま、新種のハゼを発見か
の発表の最後に
「か」のひらがなが付いているので、
新種のハゼかどうかまだ決まっていないのに発表がちょっと早かったかもよ。新種発見が決まってからでもよかったけど、どのような日常を送ってられるかがわかって楽しかったわ。
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【追加】
関係者によると、今回の新種は10年以上前に上皇さまの研究スタッフが沖縄近海で採集したオキナワハゼ属のハゼ。上皇さまが頭部にある感覚器の配列の数やパターンなどを調べ、新種と突き止められた。すでに名前も決められたという。在位中は多忙だったため、昨年4月末の退位後に本格的に論文の執筆を始められた。上皇さまは皇太子時代の1960年代からハゼの分類学の研究を始められた。感覚器の配列によって種を分類する方法を確立されたのも上皇さまで、研究を支える京都大の中坊徹次名誉教授(魚類学)は「この手法は、今もハゼ分類の土台となっている」と指摘する。
今回の新種は遠方の沖縄近海に生息するためスタッフの手を借りたが、標本を自ら採集されることも珍しくない。昨年4月には、京都市の京都仙洞(せんとう)御所の池で自ら採集されたハゼの仲間ヨシノボリの研究結果を発表。DNAを分析した結果、琵琶湖(滋賀県)のビワヨシノボリと京都盆地の池などにいるシマヒレヨシノボリが交雑した種であることを突き止められた。
退位後は多い時で週2~3回、皇居・生物学研究所に通い、研究を進められている。中坊名誉教授は「上皇さまは一か所でも疑問があったら標本に戻って調べられるなど決して妥協しない。86歳という年齢で根気強く研究を続けられていることはすごいことだ」と話している。
