ペルーの遺跡で1000年以上前の犬の死骸が見つかったことは以前書きました。
今回はそれよりずっと以前、1万8000年前の「イヌ」がシベリアの永久凍土から発見されて、果たして犬なのか?オオカミなのか?論争になっているんですって。
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1万8000年前の「イヌ科の赤ちゃん」イヌなのかオオカミなのか
出典:https://www.bbc.com/japanese/50597032
性別も特定
イヌ科の赤ちゃんが死んだ時代と、冷凍保存されていた年数は、死体の炭素濃度を手がかりにする放射性炭素年代測定法により判明した。
ゲノム解析から、オスであることもわかった。
生後2カ月で死んだとみられるイヌ科の赤ちゃんは、毛皮や鼻、歯などがきれいな状態のまま冷凍保存されていた。
研究者はDNAを調べたが、どの種の動物なのかを特定できなかった。
オオカミが現代のイヌに進化する過程の動物だった可能性もあるとしている。
スウェーデンの古遺伝学センターのデイヴ・スタントン研究員は、DNAの分析により、この赤ちゃんはイヌとオオカミに共通する祖先の一団に属していた可能性があると、CNNに語った。
同センターのラヴ・ダレン研究員は、赤ちゃんはオオカミの子か、「これまでに発見された最古のイヌかもしれない」とツイートした。
現代のイヌはオオカミの子孫と考えられている。ただ、イヌがいつ人間に飼い慣らされるようになったのかは、議論が続いている。
2017年には、イヌの家畜化は2万~4万年前に始まったとする研究が発表された。
研究者らはドゴールのDNA分析を進め、イヌの進化を明らかにしていきたいとしている。
(英語記事 Scientists stumped by 18,000-year-old frozen 'dog')
ぺんぺん草の独り言
地球温暖化によって、永久凍土が溶け出して、タイムマシンのように、数万年前が目の前に現れているってことね~。永久凍土の中にはマンモスもたくさん埋まってるんじゃない?人間だって埋まっているかも。
この写真の「イヌ」は茶色の毛で、かわいいじゃん。生後二か月まで生きることができたのになんで死んだのかしら?死因まではわからないのかしらね。
まさか、1万8000年後に掘り起こされて研究材料にされるとは思ってなかったでしょうね・・。
想像できないほどの長い時間の中、ヒトはほんの一瞬生きているだけなのよね。
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