行方不明者の捜索中に失踪し、2日後に発見された兵庫県警の警察犬「クレバ号」(2歳、オス)について、激励や応援の声が全国から約70件届いていることが30日、県警への取材で分かった。「どうか叱らず優しく接してあげて」といった温かい声がほとんどで、担当者も反響の大きさに驚いている。
出典:神戸新聞
警察犬クレバ号失踪の経緯
・クレバ号は11月25日、兵庫県福崎町の山中で行方不明者捜索のため出動。
・捜索中、鑑識課員が持っていた約5メートルのリード(引き綱)を振り切って失踪。
・2日後の27日午前9時40分ごろ、失踪地点近くで発見され、無事保護された。
相次ぐ激励の声
県警県民広報課によると、発見後、県内をはじめ、関東や九州などの人から、メールや電話で激励の声が相次ぎ、3日間で約70件に上った。
「無事に見つかって本当に良かったです」
「どうか叱らず優しく温かく接してあげてください」
「これからも警察犬として活躍することを応援しています」
といった声のほか、中には
「(引退することになれば)ぜひともクレバ君を引き取りたい」と提案する声もあった。
担当者は「不祥事に対するお叱りをいただくことは少なくないが、一つの事案でこれほどたくさんの激励が来ることは珍しい。ありがたい」と話している。
県警鑑識課によると、クレバ号はけがもなく、元気に過ごしているといい、現場復帰は今後検討するとしている。(岡西篤志)
ぺんぺん草の独り言
やっぱりね!
実はわたしも兵庫県警に電話しようかと迷ったのよ。しかし多くの仕事がある警察に、
「犬を叱らないであげて」
なんて、電話していいものかどうか、悩んだのよ。そして、悩んだ末に結局、掛けなかった。
全国から電話がいって、よかったわ!
警察犬は懲戒免職になると思ってたけど、警察犬一頭を育てるのには、多額のお金と、トレーナーと犬の地道な努力と忍耐が必要なのよ。
クレバ号は4件も行方不明者発見に貢献している警察犬だし、多分、もう一度、訓練をやり直し、警察犬として働いていくんでしょうね。
リードを放してしまった鑑識課員さんのことも、責めないであげてほしい。
それにしてもマスコミが報道したらすぐ、引き取るという人が出てくるんだからね~!こんな大きなジャーマンシェパード、よほど広い庭がなければ無理だし、毎日の運動はかなりの時間が必要だし、お金だって毎年の予防接種にフィラリア、ノミダニの薬でかなりかかるわよ。
後先考えずに犬を飼っちゃダメ。
次にニュースになる時は、行く不明者を探し当てて、救助出来たというニュースを見たいわね。
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クレバ号はGPS(全地球測位システム)付きの首輪を新たに装着し、2月4日から現場復帰します。
「逃走」の警察犬クレバが現場復帰へ