ベルギー国王一家には殆ど興味がないのだけど、ベルギーの前国王アルベール2世(86)に隠し子がいて、隠し子から、異母きょうだいと同じ王族の権利と称号を求めて裁判を起こされていたというのだから、興味津々でBBCのニュース記事を読みました~。

ベルギーの前国王アルベール2世(86)と隠し子

ベルギーの裁判所は、その隠し子を「王女」として正式に認めたそうで、隠し子は「王女」の称号を使用できるようになり、その上、その隠し子だった女性の2人の子どもたちはアルベール2世と同じザクセン=コーブルクの姓を名乗ることができ、アルベール2世が死去した場合には、フィリップ現国王とアストリッド王女、ロラン王子の3人と共に遺産の一部を相続することとなるそうです・・・。

見出し

ベルギー王室

ベルギー国王家系図

浮気をして子供を作っていたアルベール2世は、正式な妻パオラ妃殿下との間に、フィリップ現国王、アストリット王女、ロラン王子の3人の子どもがいる。

そこに、隠し子ベルギー人の芸術家デルフィーヌ・ボエル氏(52)が加わり、相続の時には四分割する。

ぺんぺん草の独り言

ベルギーでは1991年に憲法が改正され、王位の継承は男女の区別なく長子先継制になったので、フィリップ国王の長女エリザベートが父親のあと、女王になるということと、弟のガブリエルくんに、少し障碍があるが、隠さず公表していることなど…それくらいしか知らなかったけど、前国王に隠し子騒動って、まるで物語みたいで、おもしろい・・と思うのは部外者だからで、前国王の奥様パラオ妃殿下や子供たちは、苦々しく思っているでしょうね。

いや、それとも、きょうだいが増えて賑やかになって嬉しい?

そんなはず、ないわよね。

遺産相続では、同じ割合で遺産を分けることになっちゃった~しね。

王さまは、金と権力があるから、つい、浮気をしたくなっちゃうのかしら?

アルベール2世は現在86歳。現国王はじめ、子供たちに見放され、寂しい老後になりそうですが、いつまでもお元気で。

 

【追加】

ベルギーの前国王アルベール2世(86)の隠し子騒動について、詳しい記事を見つけたので追加します。

ベルギー国王には不訴追特権があり、国王は何をしても訴えられないということです。

日本も大臣は、その在任中、内閣総理大臣の同意がなければ、逮捕できない不逮捕特権がありますね。

国王は、生前退位したことで不訴追特権を失い、裁判を起こされたということです。

国王の隠し子は52歳ですが、もっと早く認知をさせたくても、国王に不訴追特権があったため、裁判に訴えることができず、生前退位をしてくれたので、やっと裁判ができたということですね。

ベルギー・ブリュッセルの控訴裁判所は10月1日、2013年に生前退位したベルギーの前国王アルベール2世(86)の隠し子で、彫刻家のデルフィーヌ・ボエル氏(52)を「王女」として正式に認定した。 ベルギーの公共放送局RTBFが伝えた。
ボエル氏はデルフィーヌ・ザクセン・コーブルク王女となったという。退位したことにより不訴追特権を失ったアルベール2世は今年1月、ブリュッセル控訴裁判所の決定に従ってDNA鑑定を行い、ボエル氏を実の娘として認知した。

アルベール2世の隠し子騒動

アルベール2世に隠し子がいる可能性があるとの報道が出たのは1999年。

前国王の隠し子と主張していたデルフィーヌ・ボエル氏は、2013年にアルベール2世が生前退位した直後からDNA鑑定を求めていた。

ボエル氏の母親シビル・デ・セリス・ロンシャン女男爵は、1966年から1984年までアルベール2世と愛人関係にあったと主張している。

18年間も愛人がいたとは!

認知が成立した場合、ボエル氏は法的にはアルベール2世の遺産の一部を相続する権利はあるが、王族の一員としては認められない。ベルギー王室によると、国王の財産は推定で1240万ユーロ(およそ14億8813万円)とされている。

王女の称号はもらえるが、王室の一員とは認めないということなんかな。14億円をフィリップ国王とアストリッド王女、ロラン王子の3人で分けると、一人約4億6000万円
隠し子発覚のため、4人で分けると一人あたり、3臆5000万円
約1億円減。王族にとっては微々たるものなのかもしれないけどね。

マスコミは定期的にベルギー王室の推定財産額を報じており、銀行口座や資金は隠し口座に至るまで調査されている。それによると、王室の財産総額は2500万~10億ユーロ(およそ30億~1200億円)と推定されている。

アルベール2世は生前退位を後悔しているかも・・・?それとも、やっと娘と堂々と会えるようになって嬉しいかな?
スペインでは前国王が海外逃亡するし・・・
ヨーロッパの王室はドラマのようで面白い~。
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