台風19号は甚大な被害となりました。今わかっているだけで74人が亡くなり、12日が行方不明、住宅の浸水被害は、少なくとも1万3000棟以上、1000棟以上の住宅が全半壊や一部損壊の被害です。

それを受けて、宮内庁は15日、天皇、皇后両陛下の被災者へのお見舞いと、災害対策に関わる人たちへのねぎらいの気持ちを明らかにしました。

しかし、どちかというと今の天皇夫妻の頭の中は「即位礼正殿の儀」の手順を間違えないように・・ということばかりがではないでしょうかね・・・。

台風が来た先週末、ちょうど私は、台風の進路から外れた地域へ出かけていました。それでも、ものすごい暴風でした。

「即位礼正殿の儀」は195か国の元首を招待していますし、莫大なお金をかけて準備をしてきたのだから、今更中止や日程変更はできません。再び、巨大台風が襲来しても、決行するでしょう。

しかし、あくまでも私の個人的な考えですが、パレードだけは自粛してほしいものです。

Yahooコメントに、こんな時だからこそ明るいニュース、という意見が多数ありましたが、家を流され、あるいは全壊半壊し、家は残っているけど、中が手の付けようがない状態になり放心状態の被災者が、避難所のテレビでパレードを見たら、明るくなるでしょうかね?

12日は新幹線が止まっていたのでそのまま泊まり、13日、夜遅くに帰りました。14日はフェレラーのエキシビションマッチをwowowoが放送したので、見ていました。たくさんの観客が席を埋めていましたが、この人たちは、私と同様に、たまたま運よく、台風の進路に住居がなかった人たちです。

イベント開始前に黙とうをしてはいましたが、楽しくて歓声を響く会場と、一方で、絶望に打ちひしがれている人がいるわけですが、世の中なんてこんなものだと、割り切るべきなんでしょうかね。

パレードも、予定通りやるしかないのかもしれませんが、関東全域、東北地方にいたる広範囲で甚大な自然災害があり、国民が危難に直面している中、運よく台風被害に遭わなかった人たちが沿道に集まり旗を振り、頭にティアラをかぶった皇后雅子さまと天皇の満面の笑みで手を振る光景は、国民の感情を二つに分けるんじゃないですか?

上皇と上皇后は天皇皇后在位中、災害があれば、現地の迷惑顧みず、ともかく早くお見舞に行きたがる方でした。現地はまだ混乱状態の中、お見舞いを強行されて、その後すぐ、静養されたことがありました。

ささっと仕事を終えて、ゆっくり静養なさったことでしょう。

現地では、天皇皇后が来るとなると、トイレの設置や、昼食の準備やらで大変だったと思います。

新天皇と皇后雅子さまは上皇上皇后と真逆で、他人事ですね。15日の時点ですでに多数の死者が出て、甚大な被害であることはわかっていたはずです。なんでもっと早くお見舞いのことばを出さなかったのでしょうか。頭の中は即位の礼のことばかりですね。秋篠宮両殿下は早くにお見舞いのお言葉を出されてますよ。

両陛下、「即位礼正殿の儀」の所作などを確認
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191015-00000059-jijp-soci.view-000

その点、いい人でありたい上皇后はやることが早いですね。20日のお誕生日会のお祝いを中止すると発表しました。でもそもそも、上皇后がいまだに誕生日会をするとは、国民は知りませんでしたけど・・。

天皇皇后のお二人は、人前に出たら、条件反射的に口角を上げる癖が身についているみたいですね。国民を思う心なんてどこにもない。

そんな気がするんですけどね。

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