立つことも歩くこともできない状態で生まれた子牛は、殺処分されるところだったが、動物愛護団体に引き取られ、さらに専用の「車いす」で歩けるようになったそうです。
健康に生まれた牛はある程度育ったら肉になる運命だから、何が幸いするかわからない、と思うニュースです。
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歩行障がいの子牛に「車いす」
米CBSテレビ系の地方局KIRO(9月26日付電子版)などによると、この牛は「レッド・アンガス」という種類で、9月初めに2本の後ろ足が癒着し、動かない状態で生まれた。
殺処分される運命だったが、テキサス州の動物愛護団体「セーフ・イン・オースティン」に引き取られ、一命を取り留めた。
「ルビー・スー」と名付けられたこのメスの子牛を、獣医が診断したところ、後ろ足の障がい以外は健康で、痛みも感じていないことが判明した。
前足はしっかりしているので、適切な補助器具があれば、歩ける可能性もあることが分かった。
それを知り、救いの手を差し伸べたのがニューハンプシャー州のウオーキング・ペッツ社。身体障がいがある動物のために補助器具を作っている会社だ。
写真のようにベルトで体を支える4輪車で、前足で地面を蹴って歩行する。ルビーの成長に合わせて体にフィットするように調整可能だという。
セーフ・イン・オースティンのフェイスブックには、ミルクが入った哺乳瓶で誘いながら歩行を促す訓練などを撮影した動画がアップされていて、職員の助けを借りながらも、もう歩けるようになっているのが分かる。
この動物愛護施設には、さまざまな障がいを持つ児童も見学に来る。後ろ足が使えなくても楽しそうに歩き回るルビーは、こうした子どもたちを励ます存在にもなりそうだという。
歩行を促す訓練の動画
ぺんぺん草の独り言
もし、足に障害がなく生まれていたら、いずれはステーキになっていただろうけど、歩行に障がいがあったので命拾いして、さまざまな障がいを持つ子供たちを励ます存在になるのだから、なにが幸いするのかわからないわ。
崖っぷちにいた野犬が救助されて、引き取り希望が殺到したり、
脱走して、こちらも崖にいたので
今は、幸せになっているし・・・
出典:崖の上のポニョ
一方、ブランド犬に生まれたけれど、飼われた家で虐待される子もいて、ちょっとした「巡り合わせ」で、幸せになったり不幸になったりするものなのね・・。
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